５０ｍｍ Ｆ２と共にＯＭズイコーを代表する高性能マクロレンズです。
高価なレンズですが、それだけの価値は十分にあると思います。

開放Ｆ値が最高に明るい中望遠マクロレンズですが、絞り開放から完全に実用となります。
開放から実にシャープな写りで、クリアで彩度の高い描写とボケの美しさは特筆ものです。

このレンズを付けてファインダーをのぞくと（特にマクロ域）、あまりにもファインダー像が美しいので撮影に夢中になってしまいます。

絞りリングの位置が他のＯＭズイコーと違ったり、レンズの根元が太いためレンズ着脱ボタンが押しにくかったりするのが短所です。
また、特にマクロ域での手持ち撮影では、手ぶれとピント合わせには細心の注意が必要となります。

フードは１００ｍｍ Ｆ２と同じコンタックスのメタルフードを使用しています。

２００２年１月１７日に「ＯＭシステム」の販売終了宣言があったため、焦って新品を捜しましたが、まったく見つかりませんでした。
ところが２００２年７月初旬、よく利用している有楽町の量販店でそれまで全く見かけなかった９０ｍｍ Ｆ２ マクロが、一つだけあるのを運良く見つけ、即ゲットしました。